お餅の消化時間!風邪や胃腸炎の時は食べても大丈夫なの?

お正月休みの間に「お正月太り」してしまうことは誰にでも一度や二度は経験したことがあると思います。

美味しいものをたくさん食べる機会の多い年末年始ですが、太る原因の一つにお餅の食べ過ぎも関係していると思いませんか?

お餅は小さくて食べやすいのですが、とてもカロリーが高いので油断すると太る原因にも?

お餅って日本のお正月には欠かせない食べ物ですが、腹持ちが良いので消化時間が長く、風邪で胃腸炎を起こした時などには向かない食品という説もあります。

意外と知らないお餅のこと、調べてみました。

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お餅の消化時間

お餅は腹持ちが良いというイメージなので、消化時間が長くかかりそうな気がしませんか?

しかし、実はお餅は消化が良い食べ物で、消化時間は短いのです。

その理由は、もち米を蒸かし、餅つきをしてカタチにしたものですから、粒の状態のもち米に比べて消化されやすくなるのです。

では、どうして消化時間が短いのに腹持ちが良いのか、その理由は糖質にあります。

お餅にはアミロペクチンという粘りの成分がありますので、消化されやすいけれど分解に時間がかかります。

その結果、糖質に変換されて脳の栄養になるのにゆっくりと時間をかけるので、脳が空腹を感じにくくなるからです。

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お餅は風邪や胃腸炎の時にはダメ?

お餅は意外にも消化されやすい食べ物だとすると、風邪をひいて食欲がない時や、胃腸炎の時に食べても良い食べ物のような気もします。

切り餅1個で118Kcal、丸餅1個で83Kcalのお餅は体力を奪われている時の栄養補給にも手軽な感じですが、風邪をひいている時や、胃腸炎の時にお餅をすすめる人はいませんよね。

食欲のない時や、胃腸の調子が悪い時はおかゆを食べることが多いはず。

ご飯にはアミロースとアミロペクチンという種類の違うでんぷん質が含まれています。

お餅にも含まれるでんぷん質アミロペクチンよりもアミロースの方がゆっくりと消化されるので、お餅よりも少し消化に時間がかかるはずなのに、なぜおかゆなのか。

これは普通のご飯をさらに水分を足して柔らかく煮ることで、水分にでんぷん質を溶け出させて消化しやすくしているからです。

お餅の場合はお雑煮のように柔らかく煮ても、何度も噛まないと呑み込めませんので、体力が失われている時には食べにくさを感じてしまうのでしょう。

風邪をひいている時や胃腸炎の時にお餅を食べてはいけないわけではなく、食べやすさを重視した結果、おかゆを食べることが定着していると考えられます。

まとめ

お餅について調べてみました。

ついつい食べ過ぎてしまいがちなお餅ですが、ご飯に比べてお餅の方がカロリーが高いわけではないので、食べ過ぎなければ太る原因にもなりません。

保存もできるし、バリエーションも豊富なお餅はやはり優れた食品のようです。

日本のお正月に欠かせないお餅は、食べ方を色々工夫して楽しんでみてはいかがでしょう。

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