冬はみかんの美味しい季節ですね。
栄養もたくさんあり、美味しくて手軽に食べられるのでついつい1個、2個と食べ過ぎてしまいます。
そんなみかんですが、食べ過ぎて下痢をしたり、胃が痛くなった経験はありませんか?
なぜみかんを食べ過ぎると下痢をしたり、胃が痛くなるのでしょう?
この記事では、ほんとうにみかんの食べ過ぎで下痢になったり胃が痛くなるのか?原因は何なのかを調べてみました。
みかんの食べ過ぎで下痢になるのは本当、原因は?
みかんの食べ過ぎで下痢になるのは本当でした。原因はみかんの栄養成分によります。
みかんに多く含まれる栄養効果のある成分でよく知られているものは、次のようなものがあげられます。
ビタミンC
クエン酸
ペクチン、セルロースなどの食物繊維
では、どの成分がどのように影響するのでしょうか。
ひとつづつその栄養効果と特徴を調べてみましょう。
風邪予防に効果があるビタミンC、採り過ぎで下痢になる
みかんにはビタミンCが多く含まれていて、2個で一日に必要なビタミンCが採れるということです。
よく知られている通り、ビタミンCは風邪予防にとても効果がありますね。
しかし、採りすぎると下痢になるという特徴もあるそうです。。
採り過ぎには注意しましょう。
疲労回復に効果があるクエン酸は胃を刺激するため空腹時は控えて
クエン酸とは、柑橘類や梅干しなどに多く含まれる酸っぱい味の成分ですね。
体内にたまった疲労物質の乳酸を分解して対外に排出するという特徴から、疲労回復に効果があるといわれています。
しかし、摂取すると酸を多くだして胃を刺激する特徴があります。
胃が痛い時や、空腹時は避けたほうがよいです。
食物繊維は、水分不足や食べ過ぎで逆効果
みかんの皮や白いすじにはベクチンやセルロースと呼ばれる食物繊維が含まれています。
食物繊維は便秘予防に効果があることで知られていますが、特徴としては、胃や腸で水分を多く含んで膨らむことで、腸の壁を刺激してぜん動運動を促し便通を起こすというものです。
食物繊維は水分を多くとることで効果があるため、水分をあまりとらずに摂取すれば便への水分も少なくなり、腸内で固まってさらに便秘を悪化させてしまうそうです。
そして、よく噛まずに摂取すると消化が悪く、採りすぎると消化不良から下痢を起こすこともあるそうです。消化器官の調子が悪い方は特に注意が必要です。
みかんを食べて胃が痛くなる人は要注意
みかんに含まれている栄養成分の特徴を調べてみると、胃が悪い方にはあまりよくない食べ物と言えます。
酸が胃を刺激して、胃酸を多く出すので胸焼けや胃痛の原因にもなります。
空腹時に食べる事は特に避けましょう。
できれば、控えたほうがよいですが、食べるなら食後に1個程度でしょうか。
消化もよくないので空腹時やよく噛まずに食べれば、消化不良から下痢の原因にもなりますね。
胃が痛い時は、要注意です。
そんな時は消化のよい身体をあたためるものを食べたほうがよいので、消化が悪く身体を冷やすみかんは、控えたほうがよい食べ物と言えます。
まとめ
これまで、みかんを食べ過ぎるとほんとうに下痢や、胃が痛くなるのかをみかんに含まれる栄養成分の特徴から調べてきましたが、まとめてみると
みかんに含まれるビタミンCは多量に採ると下痢をおこす特徴がある
みかんに含まれるクエン酸が胃を刺激して胃酸を多く出すので胃痛や胸焼けの原因になることがある
みかんに含まれる食物繊維が水不足や咀嚼不足で消化不良をおこし、下痢の原因となることがある
と、いうことでしょうか。
健康な方なら特に心配ありませんが、胃の悪い方や胃の調子が悪い時は、要注意ということですね。
みかんは風邪予防や疲労回復に効果があり、食べやすいのでみかんが美味しい冬の季節にはつい食べ過ぎてしまいがちです。
栄養が豊富にあることは間違いないのですが、すべての方によいというものではないようです。
健康な方でも、食べ過ぎや空腹時はよくないので、注意しましょう。
2個で一日のビタミンCが採れるわけですから、1日2個までがおすすめです。
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