開封後の賞味期限切れの牛乳は加熱したら飲めるって本当?

日本人の半数以上の方が、冷たい牛乳を飲むと下痢をしてしまう体質です。ついつい開封はしてみたものの飲み切れずに賞味期限切れになってしまう家庭も多いようです。開封後に賞味期限切れになってしまった牛乳は加熱すれば飲めるのでしょうか?

加熱をすればなんとなく少しくらい賞味期限が切れていても大丈夫な気がするので調べてみました。

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1.開封後の牛乳の賞味期限

原則として、開封された牛乳の賞味期限は印字されている賞味期限に関わらず2.3日で飲んでしまう方が安全です。なぜなら牛乳に含まれた乳酸菌は生きているので、どんどん腐敗が始まります。未開封の牛乳でしたら、賞味期限が切れた後でも4日ほどは飲めますが、開封してしまったものは絶対にそのまま飲むのは危険です。

2.開封後賞味期限が切れた牛乳は加熱したら飲めるか?

まずガラスのコップに牛乳を入れてみましょう。白い粒粒があったり、黄ばみがある場合はすでに腐っています。またヨーグルトのようにどろどろしていたり、すっぱい臭いがする、味に違和感がある場合もNGです。

3.見た目に変化がない場合

調べる方法は、鍋に移して70度くらいに温めます。脂肪分が凝固してい待った場合は飲めません。痛んでない場合はうっすらと脂肪の幕が張るか湯気が出ます。この場合は加熱すれば飲めます。
加熱といっても必ずコンロで沸騰寸前まで加熱してください。電子レンジでは殺菌作用がありませんので、いくら熱くしても菌は死滅しません。

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4.賞味期限切れ前なのに飲むと下痢をする

牛乳が好きなのに牛乳を飲むと下痢をする大人はかなりいるようです。出勤途中でお腹がごろごろ・・・と来たら困ります。しかし日本人の半数以上の人がこの症状を訴えます。これは乳糖不耐症と言い、乳糖分解酵素であるラクターゼが欠乏しているか活性化が低下しています。こういう人は、乳糖が分解されずに腸にとどまってしまい、腸管内の浸透圧が上がって下痢を起こしてしまいます。子供のころは牛乳が飲めたのに大人になったら飲めなくなった人は、年齢を重ねるうちにラクターゼが減少してしまうからです。
チーズやヨーグルトでしたら、すでに乳糖が分解されていますので安心して食べてください。

5.まとめ

基本的に開封された牛乳は賞味期限に関わらず2.3日で飲み切ってください。賞味期限が切れてしまった場合は、慎重に見た目や臭い、加熱してみて異常がないかどうかをきちんと確かめてから飲むようにしてください。
牛乳は手軽にタンパク質やカルシウムを摂取できる飲み物ですから、できたら毎日でも飲みたい食品です。きちんと賞味期限を守り、安全なうちに消費するように心がけてください。

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