60代の某医師の冷水シャワー健康法が若返りにつながると有名になっています。ヨーグルトのコマーシャルでも、フィンランドの健康法でサウナに入った後雪の上に寝転ぶシーンが印象的ですね。温まった体を冷やす冷水シャワーは危険はないのでしょうか? 意外なことに驚くべき効果があることがわかりました。危険を回避しつつ、身体によい冷水シャワーの効果を知りましょう。
冷水シャワーの効果と危険性について
1.冷水シャワーの効果
冷水を浴びると健康になるということは科学的に証明されています。ですので寒中水泳や寒風摩擦なども効果があるということになります。
冷たい水を浴びると体が熱くなります。体が体温をあげようとして脂肪を燃焼させるからです。北極横断に挑戦した人はみなさん丸々と太ってから出発します。寒さで脂肪が燃焼されて、ゴールした時には痩せているそうです。つまりダイエット効果があるということです。
体は体温を取り戻そうと基礎代謝がよくなり、脂肪を燃焼させるのでエネルギーを消費するだけではなく太りづらくもなります。
冷水によって体が冷やされると体温を一定に保とうと脳が血液を体の表面にたくさん流すように指令を出します。つまりは血液の循環が良くなるということです。冷水シャワーを浴びる前に湯船の中で温まりながら水分補給をしておくとどろどろの血液ではなく、サラサラの血液が流れることになりますので、毒素が排出されやすくなります。
体臭の元になる皮脂の分泌も冷水によって抑制されますので体臭が防げます。
冷水シャワーには副腎皮質からのホルモン分泌を活発にする効果があります。風呂で温めることと冷やすことを繰り返すと、交感神経(血管を収縮させる)副交感神経(血管を拡張させる)を目覚めさせて、正常に両方が機能するようになってきます。
とくに副交感神経が働いているときには血管が開いていますので、体内の毒素を排出浄化するデトックス効果があり、代謝がよくなります。若い人ほど新陳代謝はいいので、代謝がよくなるということは若い体を保っていられるということになります。また、寒さに対しての抵抗力もつきますので風邪が引きにくくなります。免疫力が上がるということになります。
入浴後は血管が開いていますので湯冷めをしやすいのですが、冷水シャワーを浴びることで、毛穴を引き締め全身の保温効果も得られます。
2.冷水シャワーの危険性
体調が悪い時はやめておきましょう。また、心臓が弱い人や飲酒後の冷水シャワーは心筋梗塞を引き起こす危険性がありますのでやめておきましょう。
湯船に入りますと血管が広がりますので、その後いきなり冷水シャワーを浴びてしまいますと、血管が急激に収縮し、脳の血管がきれたりすることがあります。
実はサウナを入った後に冷水を浴びるのは非常に危険なのです。
必ず、急に冷水シャワーを浴びるのではなく、足から徐々に冷水シャワーをゆっくりかけていってください。
3.冷水シャワーのやり方
湯船で体を温めておきます。心臓から遠いところから徐々に冷やしていきます。最後に心臓部分まで冷水をかけます。この間一分で大丈夫です。
冷水を浴びた後は、体の表面が冷えていますのでタオルですぐに水分を取ってください。
初めから冷水をかけることをためらう方は、ぬるま湯から始めて少しずつ温度を下げていきましょう。
何でも継続することが重要です。無理をしない程度に継続することが健康な体を作ります。冬を乗り切れたら一人前ですね。
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