前回人工甘味料の害についての話を書きました。どんな食品にも使われている人工甘味料を避けて通ることは難しいのですが、安全な人工甘味料とは存在するのでしょうか?
もしもあなたが今お腹がゆるくて下痢が続いているようでしたら、それは要注意です。どうしてなのか?検証してみましょう。
安全な人工甘味料とは
甘味料には、糖質甘味料とアスパルテームに代表される非糖質甘味料があります。
「糖アルコール」類の甘味料は糖質甘味料に分類されますので比較的安全と言えるでしょう。
特にエリトリトール・エリスリトールはメロン・ブドウ・ナシなどの果実や醤油・味噌・清酒などの発酵食品に含まれる天然の糖アルコールです。
ブドウ糖を酵母で発酵させて作る比較的シンプルな構造をしています。炭素・水素・酸素からなり重金属も窒素も含まれていません。
燃やしても水と二酸化炭素にしかならないので、かなり安全な甘味料と言えます。醤油や清酒、ワインに多く含まれている成分なのでほとんど心配はありません。
比較的安全な人工甘味料とは、糖尿病患者が使用するスルビトール・マルチトール・エリスリトール・キシリトールなどの糖アルコールだといえるでしょう。
問題はエリスリトールは砂糖の7割くらいしか甘味がなく、持続性も短いということです。
ですので商品化するときには少量のアステルパームやスクラロースの合成甘味料を混ぜています。
下痢
病的な原因がない場合、消化管の水分バランスの乱れが原因であることが多いようです。「浸透圧性下痢」とは、消化管に入った食物の水分を引きつける力が強いときに起こってしまう下痢です。腸内で水分の吸収ができない状態で下痢が引き起こされます。
一因に人工甘味料があります。エリスリトール以外の糖アルコール類も難消化性で吸収されにくいため大量摂取すれば下痢になります。同じ糖アルコールのソルビトールは毒性はほ
とんどありませんが、一日50g以上摂取すると腸から水分などが吸収されにくくなり下痢を起こします。
人工甘味料は量的にはわずかであってもあらゆる商品に利用されているので、長く取り続けると下痢を起こします。
毎日毎日「ノンシュガーだから」と飴をなめ続けていると下痢を起こす可能性があるわけです。下痢を治すには、自分で成分表を確かめ、避けられるものは避けるようにしましょう。
何でも取り過ぎは体に良くないということです。
下痢には納豆菌や乳酸菌が腸内環境を整えるのでいいと言われています。
糖アルコールとは
糖質甘味料に分類される天然にも存在する甘味料です。キシリトールはイチゴやキノコ、ソルビトールはリンゴや梨などです。そこに水素を添加して作られています。
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