牡蠣にあたる症状と治療法とは?発熱や頭痛が出ると要注意!

涼しくなってきました。牡蠣がおいしくなる季節です。しかし、生ガキにあたる季節にもなってきます。牡蠣にあたったらどのような症状が出るのか、治療法はどうしたらいいのか、発熱や頭痛が伴う場合は特に注意が必要です。牡蠣にあたった時の症状や治療法、頭痛や発熱がある場合なぜ注意が必要か、調べてみました。

牡蠣にあたる症状と治療法について気になる方は良かったら参考にして下さい。

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1.牡蠣にあたる原因
貝毒・細菌(腸炎ビブリオ)ウイルス(ノロウイルス)が主な原因ですが、牡蠣に対してアレルギーがある人もいますので、症状を見わけることが重要です。

2.それぞれの原因となる症状
①貝毒
牡蠣は神経性貝毒です。症状としては、口内の灼熱感(口の中が焼けたように熱くなる)、紅潮(頬が赤らむ)、動悸、運動失調(手足のひきつり→ひどくなるとけいれんを起こします)
食後30分から4時間で症状が出ます。
②腸炎ビブリオ
貝毒の症状に腹痛が加わります。初期症状が重症になる傾向があります。嘔吐、発熱、頭痛、悪寒があります。
食後2時間から36時間で症状が出ます。
③ノロウイルス
突然の嘔吐、激しい下痢、時には発熱や呼吸器症状が出ます。重度の場合けいれん、腸重積(小腸と大腸の接合部が大腸側に入り込む、手術が必要なこともある)
食後12時間から48時間で症状が出ます。

牡蠣にあたっただけでは原因はわかりにくいので、目安は症状が出た時間です。早い場合は「貝毒」2時間「腸炎ビブリ」)それ以上の場合はノロウィルスの可能性が高いです。

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3.治療法
貝毒の場合は、とにかく体から毒を出してしまいましょう。決して市販の下痢止めは使わないでください。下痢をすると脱水症状になりますので水分補給が重要です。浣腸をして毒を出してしまい、点滴で失われたミネラルや水分を補給します。胃洗浄や人工呼吸が必要な場合もあります。
腸炎ビブリオの場合、自然治癒傾向の場合が多いので、水分を多くとる以外に特にこれといった薬はありません。ただし、肝臓疾患を持つ人は、長や皮膚の感染から、敗血症にかかりやすく、ショック死や皮膚壊死で死に至る場合があります。
ノロウィルスの場合、2~3日で回復しますが二次感染に注意してください。とくに便1gの中にノロウイルスが1億個入っていますので感染力が強いです。
スポーツドリンクやおかゆ、ヨーグルト、バナナなどを摂取しましょう。

4.当たりやすい時期
貝毒・・・3~5月、10~11月
腸炎ビブリオ・・・夏
ノロウイルス・・・冬
貝毒以外は熱処理で食べられます。沸騰したお湯で1分~2分ゆでる。揚げる場合は180度の油で4分です。

5.牡蠣アレルギー
牡蠣をアレルゲンとしたもので牡蠣エキスで症状が出ます。皮膚症状、発熱、腹痛があります。アレルギーを持っている人は牡蠣を食べることは諦めましょう。

6.まとめ
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるほど栄養素がたくさん含まれています。肝機能を強化し、貧血症状にも効果的です。また、牡蠣を食べるとしもやけが治るそうです。また肌もすべすべになりますので、女性にはうれしい食べ物です。
牡蠣にあたった場合はどこで、どういう方法で食べたか、どのくらいの時間で症状が出たか、が重要です。それによって治療方針も変わります。しっかりと覚えておいて、早めの受診をお勧めします。

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