朝は質の高い睡眠をとりすっきりと目覚めたいものです。しかし、中には寝起きに頭痛を起こす人がいます。
場所は人それぞれで、こめかみが痛くなる人や後頭部が痛くなる人が多いようです。朝一番から頭痛に襲われるのは辛くて不愉快なものです。
今回は寝起きの頭痛について調べてみました。
寝起きにこめかみや後頭部が痛くなる人は参考にしてみて下さい。
寝起きの頭痛について
頭痛には3つのタイプがあります。「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」。この中からこめかみが痛くなる「片頭痛」と後頭部が痛くなる「緊張型頭痛」の原因と治し方を考えましょう。
こめかみが痛くなる理由
これは「片頭痛」のせいです。こめかみがずきずきと脈打つように痛くなります。脳の血管が拡張することで起こります。女性に多く、男性の約4倍にもなります。
理由としては、熟睡できなかったり睡眠時間が足りなかったりすること、チョコレートや赤ワイン・かんきつ類の過剰摂取でチラミンという血管収縮作用のある化合物のせい、また若い人に多いことですが、平日と休日の生活リズムが異なることで片頭痛は起きやすくなります。
後頭部が痛くなる理由
これは「緊張型頭痛」です。首や肩のコリがおもな原因です。日常のストレス、自分に合わない枕、同じ姿勢での作業が頭痛を悪化させます。
首筋や肩のコリが起こることで、睡眠中に脳へ循環する血液量が減少してセロトニンというホルモンを分泌します。セロトニンが脳を拡張させるため頭痛が起きます。
理由はわかりましたが、問題は早く痛みを取りたいと思いますよね。
治し方はどちらも「質の高い睡眠をとる」ということが一番です。そのためにはどうしたらいいかを考えましょう。
偏頭痛の治し方
長期的取り組みはよく睡眠をとることと、チラミンの摂取を少なくするためチョコレートや赤ワインを控えましょう。平日と休日の生活リズムを整えることも重要です。
市販の薬はかえって悪化させることもありますので、今は片頭痛によく効く薬が処方されていますので病院へ行きましょう。また、我慢できない時にはすぐに痛むところを冷やして血管の拡張を押さたり、コーヒーなどのカフェイン類を含む飲み物を飲んで拡張を押さえましょう。
緊張型頭痛の治し方
長期的にはゆっくりと入浴して肩や首の血液の循環を良くしましょう。枕は自分に合うものに変えてください。高すぎず低すぎず、頭や首に負担がかかる枕は厳禁です。仕事をするときには、長期間同じ姿勢で作業をしないで、時々ストレッチなどをして首から肩にかかっている負担を軽減しましょう。
起きた時に後頭部が痛かったら、すぐにマッサージをするといいのですが、朝はなかなか忙しいので、朝食を食べながら首筋のコリをほぐしたり、通勤中に肩を軽くもんだりしていれば、会社につくまでにはある程度治っていると思います。
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