子供がお小遣いを欲しがる年頃になると、さて相場はいくら?平均いくらあげているのだろう?
簡単なお手伝いもしたがるようになってくると、家庭の中であっても「労働」をしたことになりますので「報酬」を支払わなければ、今後社会に出た時に、労働すれば報酬がもらえる。というルールを学べません。
また「お手伝いをする」ということは、「自分は家族のために役に立つことをしているのだ」という労働の喜び。意義を知るうえでも重要なことです。
お小遣いの相場
子供にお小遣いをあげるとき、一番悩むのはその相場です。
一般的に
小学生(6年間の平均) 1.000円k
中学生(3年間の平均) 2.500円
高校生(3年間の平均) 5.300円
重要なことは、一カ月にかかる子供の金額を把握しておくことです。おやつ代・文具・おもちゃなどです。
お小遣いをあげるにあたり、遊ぶためだけのお小遣いか・勉強に使うものも加えた金額にするか。どちらにするのか子供としっかりと話し合う家庭が多いようです。
では、どの年齢でお小遣いをあげるか。そのタイミングも難しいところです。
お金で自分が欲しいものが買えると認識した時だと思います。
最初は週単位がいいでしょう。初めから一か月分与えると、子どもに限らず人間はお金に対してあまり計画性のない生き物ですから、数日で使い切ってしまうこともあります。
平均いくら上げたらいいのか?
低学年 200~300円。
駄菓子を買う程度のお金にしましょう。文房具は親がまだ買って与えたほうがいいでしょう。
中学年 300~500円。
お菓子、漫画本など、自分が考えながら買うために与えましょう。
文房具は親が買ってあげましょう。
ゲームソフトなど高額なものは、「クリスマス・プレゼント」「誕生日プレゼント」などの名目で、子どもと親で相談して子供が納得するような買い方をしましょう。
高学年 800円。
お菓子、漫画本、文棒用具などを自分で計画的に買うようにさせましょう。このころからお小遣い帳をつけるようにすると、残金などがわかり計画的に使えるようになる訓練にもなります。
中学生 このころになるとお年玉は自分のものだということをしっかりと自覚しますので、自分のものは自分で買うという考えも身についてくると思います。欲しいゲームソフトはお年玉で、またはコツコツためて高額なものを買うということも中学から高校生にかけてはできるようになります。
子どもの手伝い
手伝いは幼いころからやらせるのがいいでしょう。
最初は新聞を取りに行く。
これだけでも十分重要なお手伝いです。
「自分が新聞を取りに行かないと、パパが新聞が読めない」という責任感が芽生えます。
3歳くらいでできるでしょう。これに対してはまだ報酬は必要ないと思います。「ありがとう」と言って抱きしめてあげるだけでも違います。
しかし小学生になり、「風呂洗い」という手伝いを頼むとしましょう。これは立派な労働ですから、報酬をきちんとあげたほうがいいでしょう。
あげる金額は、少額でいいと思います。
ただし「ありがとう。○○ちゃんが洗ってくれて、お母さんはとても助かったわ」とねぎらいの言葉をかけましょう。
「自分がお風呂を洗わないと、家族がお風呂にないれない」という責任感を持たせてあげましょう。
お手伝いに対する報酬
これは少額でも必ずあげましょう。
社会に出てから、働けばそれなりの報酬がもらえる。
といういわば、働くことの意義と達成感。それに対する報酬。その報酬は、誰にも文句を言われず自分で稼いだお金なので自由に使えます。
計画性を教えつつ、自由に使わせてあげましょう。
貯金ということを覚える機会にもなると思います。
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