牡蠣は、グリコーゲンのほか、必須アミノ酸のすべてを含むタンパク質やカルシウム、亜鉛などのミネラル類など様々な栄養素が
多量に含まれる栄養豊富な食材です。
また、身だけでなく、身が浸されている殻の中の海水を含む汁にも多くの栄養素が含まれています。
栄養効果としては様々なものが期待できますね。
この記事では、牡蠣の栄養効果はどんなものなのか調べていきたいと思います。
また、美味しくて栄養のあるものを食べ過ぎるとコレステロール等の増加も心配になりますね。
そちらもあわせて調べてみます。
牡蠣に含まれる栄養素とその栄養効果について
牡蠣に含まれる栄養素からその栄養効果はどんなものか調べてみました。
特に含有量が多く、健康や病気の予防に効果が期待できる栄養素は
グリコーゲン、亜鉛、タウリン、ミネラル、アミノ酸です。
ひとつひとつその栄養効果を見ていきましょう。
グリコーゲンは肝臓や骨格筋に蓄えられ、血糖値の維持や激しい運動をする時のエネルギー源として使われ、人間には欠かせない
栄養素のひとつです。
栄養効果としてあげられるのは
疲労回復
脳の活性化
血糖値の調節
などです。
そして、亜鉛には
体内の酵素が安定した構造を維持したり
活性化するのに不可欠な栄養素
ホルモン分泌や糖・脂質代謝の正常保持にも不可欠な栄養素になります。
食品からしか摂取できないものなので、毎日少しづつとる必要があるそうです。
ミネラルは
体液や神経の調節をし、骨や歯を作るなど身体の基本的な構造に深くかかわります。
その働きとしては
体液(血液、細胞液、リンパ液など)の量を調節
血液の酸性・アルカリ性のバランスを調節
骨や歯、酵素を作るもとになる
ホルモンや神経を調節する
があり、とても重要です。
そして、アミノ酸ですが
身体を作り、支えていく上で必要不可欠なたんぱく質を構成する栄養素です。
牡蠣には体内では合成することのできない8種類の必須アミノ酸を中心に18種類のアミノ酸が豊富に含まれているそうです。
タウリンについては
次の項目に関係するので、後で書きますね。
これまでで、バランスのとれた栄養素を豊富に含んでいて、様々な栄養効果がある食材であるということがわかりました。
でも、せっかく栄養効果のたくさんある牡蠣ですが、食べ過ぎてしまってはいけません。
美味しくて食べ過ぎて体調不良なんてことにならないように、次は食べ過ぎるとどうなるかを調べてみました。
牡蠣の食べ過ぎに注意、コレステロールが関係する?
牡蠣の食べ過ぎということは、牡蠣に多く含まれる栄養素のとりすぎということになりますね。
牡蠣に特に多く含まれる栄養素といえば、グリコーゲン、亜鉛、タウリンになります。
では、前項で書かなかったタウリンの働きについて調べてみると
タウリンは胆汁酸の分泌を促進させて血中コレステロールの上昇を抑え、脂肪の消化・吸収をスムーズにします。
また、脳下垂体ホルモンの分泌を活発にし、神経系統の不調を改善します。
そして、乳酸が増加するのを抑える働きにより、滋養強壮や疲労回復に効果があります。
ということなので、コレステロールを抑える働きがあるということですね。
魚介類はコレステロールが多いというイメージがありますが、すべてではありません。
牡蠣は、栄養豊富で美味しいですが、コレステロールは魚介類の中でも少ないほうですね。
牡蠣にコレステロールが多いというのは間違いでした。
そればかりか、タウリンという栄養素がコレステロールを抑える働きがあるので、コレステロールを下げるための食材に
なりますね。
しかし、どんなものでも食べ過ぎはよくありません。
1日の摂取量はどのくらいなのかということですが、常識程度に食べているのには栄養の過剰摂取などの心配はないそうです。
牡蠣に含まれる亜鉛は摂取量に上限があるので、それを越えるのはよくありませんが、1個の含有量は少ないので普通に食べる
分には影響はないそうです。
栄養の過剰摂取の点では問題はないのですが、大量に摂取して食中毒になることがあります。
それは、牡蠣に含まれる貝毒によるものです。
加熱されていればよいですが、生で食べる場合は注意が必要です。
貝毒はわずかなら人体に影響はありませんが、量が増えればそれだけ貝毒の量も多くなり、下痢などの症状がでることがあります。
牡蠣をたくさん食べてお腹の調子が悪くなったら、貝毒によるものと考えて、次からは量を加減しましょう。
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