子供の目やにと発熱や咳との関係性について

子供が朝目を覚ました時、目やにがびっしりとついていて咳をしたり発熱していたら驚きます。ほとんどの場合は風邪ですが、重篤な病気の場合もありますので、症状を見極める必要もあります。
風邪を引いたらどうして目やにが出るのか?子供の目やにと咳にはどのような関係があるのか調べてみましたので、良かったら参考にしてください。

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子供の目やにと発熱や咳との関係性

1.風邪の症状と目やにの関係

子供と大人では風邪を引いたときの症状が違います。
39度の発熱を大人がした場合にはフラフラになりますが、子供はぴんぴんと走り回っていることがあります。風邪を引いても大人は目やにが出ませんが、子供は目やにを出します。子供は鼻と目が近いので、鼻涙管を鼻水が逆流して目やにになります。目やにがあまりにも多いと結膜炎になる可能性もあるので、小児科か眼科で見てもらって、必要があれば抗菌目薬を処方してもらってください。

2.子供の発熱

子供の発熱は生後6か月から3歳が最も多い時期です。ほとんどの場合感染症です。病原体はウイルスの場合がほとんどです。
病原体が入ると、それに対抗しようと体が免疫反応を起こします。熱はいわば体が病原体と戦っている証拠です。ですので熱が出たらすぐに解熱剤を処方する必要はありません。体が病原体と戦っているのですから、無理に熱を下げる必要はないのです。ただし消耗が激しかったり水分が取れないほどの症状を見せた場合には処方方法をきちんと守って使ってください。

熱が出たら1日2日は様子を見ましょう。発熱初期では医師も診断しにくいのです。
6か月以内の赤ちゃんは発熱しません。しかし万が一発熱したらすぐに小児科を受診してください。

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3.目やにとともに咳や発熱を伴う重篤な病気

はしかを疑いましょう。非常に感染力が強い病気ですので、患者に接したまだはしかにかかっていない人はほぼ確実に感染します。
潜伏期間は約10日です。症状は風邪の症状に似ているので、カタル期には風邪と間違えてしまいますが発熱から3~4日で全身に赤い発疹と高熱を出します。高熱は7~10日続きます。合併症として気管支炎、肺炎、農園にかかる人が30%います。

百日ぜきも発熱と目やにの症状が出ます。潜伏期間は1~2週間です。カタル期には風邪の症状と目やにが特徴ですが、そのあと気管支が痙攣するような咳をし始めて、初めて百日ぜきだとわかります。この時期が一番感染力が強いので気を付けましょう。

合併症に肺炎や脳症があります。プール熱ははしかに次ぐ感染力を持っています。アデノウイルスに感染して発症します。39度以上の熱を出し、白目が充血します。

4.まとめ

子供の発熱や咳を伴う目やには、風邪に始まってはしかなどの重篤な病気が潜んでいますので、軽く考えずに2日ほど様子を見て回復の兆しがないようでしたら必ず小児科を受診してください。

目やにの取り方は、ガーゼを濡らして目に当てて目やにを柔らかくします。目の真ん中から目頭へと拭き、次に真中から目じりに向かって拭き取りましょう。
目やにがあまりにも多かったら結膜炎になりますので眼科を受診してください。発熱や咳を伴う場合には、様子を見たのち消耗していくようならすぐに小児科を受診してください。

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